〜2011年（中学生）

 相変わらず成績が悪く、平均点が20点もない状態になる。中2の後期、兄貴から「このままじゃ俺たちに未来はない。勉強すべきだ。」と私に主張し、母の教えに背き塾に通いだす。その流れで私も勉強をするようになる。兄貴とは高校まで一緒の学校に通う。

 

〜2014年（高校生）

 なんとか偏差値50の神戸高塚高校へと入学する。兄貴はその後も勉強をし続け、私も負けないように勉強

する。平均8時間は勉強していた。この頃から兄貴との劣等感をより強く感じるようになる。勉強や運動神経、交友関係の広さ、異性からのモテ度が兄貴の方が圧倒的上だった。その頃から、勉強は続けていたものの、兄貴がしないことをするようになる。左手でご飯を食べる、写真撮影、海外ドラマ鑑賞、部活動（卓球）…など。

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～2014年（高校生 センター試験）

 あれほど頑張った受験であったが、志望校には全く及ばず、「私は勉強の才能がない」ときっぱり諦め、「他の才能に賭けよう」ということで芸術の道を志すようになる。その時に思い出したのが、物語を毎日のように作った、”手遊び”の記憶であった。絵や文の才能はない。そこで、『映画』という道に行くことを決め、神戸芸術工科大学 映像表現学科 映画コースに入学する。